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マルチディスプレイ

 マルチディスプレイには走行に関する各種情報を表示されます。具体的には外気温、航続可能距離、平均燃費、給油後平均燃費、瞬間燃費、平均車速、ギヤ段表示、無表示です。各表示はハンドルについているDISPスイッチを押すことで変えられます。

外気温

 外気の温度を表示します。測定可能温度は-40〜50℃です。最近では当たり前のように付いている温度計ですが、一昔前はほとんど付いていませんでした。朝エンジンをかけて、今日は何度かを確認することが習慣となっています。基本的な機能ですが重宝な機能です。因みに温度が3℃以下になると数字が10秒間点滅するそうです。

航続可能距離

 航続可能距離はそのときの燃料残量から計算される走行可能距離の概算値を表示します。表示される距離は平均燃費を元に計算されるため、表示される距離を実際に走行できるとは限りません。私の車では経験上、次の通りです。航続可能距離約60kmでエンプティランプが点灯し、このときの残りガソリン量が10Lです。そして、航続可能距離0kmで残りガソリン量は5Lです。確かではありませんが、経験上大きくずれてはいないと思います。御参考まで。

平均燃費

 平均燃費はリセットしてからの平均燃費を表示するそうです。リセット方法は、平均燃費表示中にDISPスイッチを1秒以上押すことで出来るようです。私は購入してから一度もリセットしたことがないので、購入時からの平均燃費を表示していることになります。2010年月現在の平均燃費は11.8km/Lです。この燃費を良いと考えるか、悪いと考えるか?私は良い方だと思っています。しかし、満タン法で計算した燃費は約10.8km/Lなので、表示とは約1km/Lの誤差があります。2.5Lのエンジンを持つ車としては、10.8km/Lでも十分燃費の良い車だと思っています。

給油後平均燃費

 給油後平均燃費は給油してからの平均燃費を表示します。私は通常この表示をしています。給油後すぐはアクセルワークで簡単に給油後平均燃費が変動します。給油後平均燃費を見ていると、エコ運転を強く意識します。全車に表示義務を課せば、皆のエコ運転への意識がかなり高まると思います。これだけで省エネにかなりの効果があると思います。

瞬間燃費

 瞬間燃費はその時々の燃費を表示します。当たり前のことですが、瞬間燃費はアクセルをオフにすれば上がり、アクセルを踏み込むと下がっていきます。この表示はほとんど使用することは無いですが、この表示にして、発進の際や加速の際に燃費を見ていると、アクセルワークが燃費に大きく影響していることを実感できます。特に発進の際は急発進すると瞬間燃費はほとんど0km/Lになります。発進の際の加速は5秒間で20km/hまで加速するのがもっとも省エネになるといわれています。しかし、5秒間で20km/Lの加速は結構遅いので、後ろに車がいる場合はもう少し加速しないと、後ろの車がいらいらする可能性があります。状況に臨機応変に周囲に調和したエコ運転を心掛けたいです。

平均車速

 平均車速はエンジンをかけてから、あるいはリセットしてからの平均車速を表示します。リセット方法は平均車速を表示させながら、DISPスイッチを1秒間押すことで出来ます。平均車速は高速ではほぼそのまま、信号機の少ない田舎道でもほぼそのままの値が出ます。通常の街中で60km/h程度で走っても信号機等で止まると、平均車速は30km/h程度になります。また、信号機が頻繁にある道だとさらに平均車速は低い値になります。通常使用することはありませんが、走ってきた道の平均車速がわかるので、後どれ位で着くかの予想が立て易いです。

ギヤ段表示

 ギヤ段表示はDポジションあるいはSモードのときに、実際のシフトレンジにおいて自動変速するギヤ段(許可ギヤ段)の範囲を・(ドット)で表示し、現在のギヤ段を数字で表示します。この表示とは別にSモードに入れると速度計とタコメーターの間にギヤ表示がされますが、この表示は実際のギヤを現していません。上述の許可ギヤ段を表示しているに過ぎません。これは誤解を招く表示だと思います。今後の改善を期待したいと思います。

無表示

 マルチディスプレイ部に何も表示させたくないときに選択できます。ナビの画面も消すことが出来るように、無用に各種表示を表示することに抵抗のある人には有用だと思います。私は給油後平均燃費を表示することが多く、ガソリンが少なくなると航続可能距離、残り時間を計算するときは平均車速などに変えます。皆さんならどのような使用方法を選択しますか?